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2017年09月16日

先日、神戸KIITOで開催されている「ロバート・フランク展」へ行ってきました。

ロバート・フランクといえば、写真が好きな方なら、まず「The Americans」が頭に浮かぶのでしょうが、僕のような音楽好きにとってはローリング・ストーンズの曰く付きドキュメンタリー「コックサッカー・ブルース」(会場でも映像が流れていました)の監督といったほうがピンとくるのではないかと思います。

会場は、オリジナルプリントは破格の貸出金+保険金がかかるため、本人の意向で、あえてタブロイド紙に写真をプリントし、天井からぶら下げるだけ、という展示方法が取られており、市井の目線から撮影された彼の写真のように、その大胆な展示方法にまず目を奪われます。会場にはロバート・フランクのアーカイブがズラッと並び、京都で開催されている「マグナム展」ともリンクするところも多いです。

僕は昔からビートニクスを感じる彼の作風がとても好きです。写真から社会的背景を考察されるのと同時に、当時の音楽やカルチャーを強く感じることができます。個人的には、近年のスナップショットのような写真一連が気に入っています。

最後に。この展示の図録は素晴らしいです。
これはぜひ買うべきです。