Vinyl Change The World.
2017年07月23日



先日、大阪ナレッジキャピタルで開催された
「世界を変えたレコード展」へ行ってきました。

これはレコード好きならみんな知ってるであろう
PMC(金沢工業大学ポピュラー・ミュージック・コレクション)が主催した、
これからレコードを聴きたい人や
レコードを見たり触ったりしたことがない人へむけて、
ポピュラーミュージックの歴史を
ツアーガイド的にまとめてレコードを紹介した企画展。

展示枚数は総数5000枚、とおそらくレコード好きなら「少ないな・・」と
思う内容ですが、まあ、レコ屋にレア盤を探しに行くわけじゃないので(笑)

展示は年代毎ににレコードを紹介していくわけではなく
時代ごとの音楽的トピック(ロックの誕生、プロテストソングの台頭など)で
まとめられていました。

力の入った年表(これはすごかったです)や展示方法の面白さなど
楽しい面もたくさんだったのですが
個人的にはブラックミュージックと70年以降の重要ジャンル
(ニューウェーブ、パンク、ヒップホップ、テクノ、グランジ等々)の
レコードがほとんどなかったのがとても不満でした。
あとドーナツ(シングル)盤がほとんどなかったのもさみしかった。
ポピュラーミュージックというならドーナツ盤はちゃんとやらないと。

大抵こういった展示で「ポピュラーミュージック」がまとめられると
ソウル系はほぼ除外される気がします。それがいつも不満だな〜。
ソウルだって、れっきとした「ポピュラーミュージック」だ。

音楽って縦の歴史だけではなく、横のつながりで聴くと
とても深く理解することができます。
ロックはR&Bやソウル、ブルースの影響を受けてきたし、
ソウルの中にはゴスペルやブルースの影響がある。
ブルースとジャズは切っても切れないし、
カントリーやフォークから発展したポップスも数多くあります。
そういった面も見たかったです。

展示の最後には、レコ棚があってレコードを「さくさく」できるのですが
これは販売しているとか選んだレコードを試聴できるのではなく、
なんと「レコードを探す体験」ができるコーナーでした。
超シュールだと思いましたが、デジタル配信で音楽を聴いてきた世代には
超クールなことなんでしょうね。




写真は展示されていたザ・バンドの
サンフランシスコ ・ウインターランドでのライブポスター。
1970年代でサイケデリック全盛だったからか
フォントなどにそういった影響がありますね。
対バンは「SONS OF CHAMPLIN」と「ACE OF CUPS」。
因みにSONS OF CHAMPLINはビル・チャンプリン(元シカゴ)の在籍したバンド。
どちらもサンフランシスコを拠点としたサイケなブルース〜ファンキーなバンドです。
きっと泥臭くて熱いライブだったんでしょうね。