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THAT REPRESENTS THEIR OWN VALUES.
音楽でいえばイーグルス
2015年08月02日

150802

8月に入って本格的に暑くなってきました。
燃えますっ(夏大好き)。
愛犬はだらけきっています(夏大嫌い)。

突然ですが、7月に読んだ本。

滴り落ちる時計たちの波紋/平野啓一郎
人間の尊厳と800メートル/深水黎一郎
コップとコッペパンとペン/福永信
キルリアン/藤沢周
祈望/藤崎慎吾
おがたQ、という女/藤谷治
彼女の部屋/藤野千夜
理由はいらない/藤田宜永
クレーターと巨乳/藤代冥沙
アイネクライネナハトムジーク/伊坂幸太郎
不思議というには地味な話/近藤聡乃
村上さんのところ/村上春樹
忘れられた巨人/カズオイシグロ

リストをみて、おや?と思ったカンのいい人もいるかもしれませんが、
僕はライフワークとして「図書館で読んだことない作家をA-Zで借りていく」という
地味なことをしています。
今は「は行」あたりを読んでいるのでこんな感じになってます。
あとは新刊とか妻が借りてきた本をちょこちょこ読んだり。
大体月10〜15冊ペースです。

こんなことをやっていると「ハズレ」のほうが
圧倒的に多いんですけど、このハズレの蓄積が
確実に本を正しく評価する力を養うことになります(と思う)。

今月読んだものでは藤田治と深水黎一郎がとてもよかった。
村上春樹、カズオイシグロは僕にとっては音楽でいえば
ビートルズやビーチ・ボーイズみたいなクラシックな座標的存在なので
なにが出ても楽しめるというか、出してくれるだけでありがたい。

あとなぜか「伊坂幸太郎好きですか?」とよく聞かれるんですけどなんでだろう?
全作品は読んでないですけど1/3位は読んでるふつうのファン、
ぐらいの立ち位置だと思います。
彼は音楽でいえばイーグルスとかシカゴとかにちかい存在です。
あくまで僕にとってはですが。

やっぱり小説を読むっていいですよね。
自分の感性を広げ、息を潜めて意識の奥深く潜っていく体験は
小説に勝るものはないと思っています。