WE PROPOSE A DESIGN FOR THE LIFESTYLE
THAT REPRESENTS THEIR OWN VALUES.
Daylight / Freepaper 01
2015年06月28日
A.I.R.AGE SALE DM
2015年06月20日
sugar me CD
2015年06月20日
If your mind has an anchor
2015年06月28日

150628

先日、兵庫・王子公園にある横尾忠則現代美術館へ行ってきました。
横尾忠則現代美術館は横尾忠則が兵庫出身ということもあり
彼の膨大な作品アーカイブを保存することを目的とし、
貴重な作品などを独自の視点で企画展示している美術館です。

現在は「Cut & Paste」をテーマとして
彼のコラージュや切り貼りを多用した絵画などを中心に
80年後半〜90年前半を中心に展示されていました。

横尾忠則といえば僕がまず思い浮かべるのは
死生観や宗教を軸として圧倒的な情報を対象にぶつけ、
質、量共にまさに洪水のように
作品をアップデートしているというイメージです。

今回の作品群もまさにその類いで
今では「カット・アンド・ペースト」なんて
日常会話でも普通にでてくる軽いイメージをもった内容が
まるで臓器を増殖、量産していくような真逆の雰囲気で
様々な情報が口の中に流し込まれるような「重い」展示でした。

しかし、これも彼の作品全てに通じて感じることですが
その重さは作品自体の力量が総じて大きいというわけではなく
ある一点において力量がとても大きいということです。
なので鑑賞している時は意識がかなり飛ばされるのですが
鑑賞後、ずっと熱にうなされる雰囲気はあまりない。

もちろんこれは彼の意図するところだと思います。
やっぱりポップアートなんだと強く実感しました。
軽さの中に心に残る重さが確実にあります。

海辺に漂う舟がしっかりと錨を海底に下ろしているように
僕も彼の作品のように心の中に錨を持っていたい。

あなたは心に錨を持っていますか?

クールに歳をとる方法
2015年06月20日

150620

先日、大阪「千日前(味園)ユニバース」で行われた、
細野晴臣さんのライブに行ってきました。
味園ユニバースの猥雑な雰囲気と、
50年〜60年代のクラシックロックを中心としたセットリストで
当時のダンスホールにでも迷い込んだかのような錯覚に陥った
最高に素晴らしいライブでした。

メンバーは全員ドレスコードを50’Sに揃えていて
中でも細野さんはズートパンツにベスト、
ボルサリーノでサングラスというギャングスタイル。
一曲目を終えてサングラスをはずし一言、

「ハロー、というか、こんにちわ(笑)」

この時点で完全にノックアウトです。

僕には特に先生とか師匠と呼べるような人はいませんが、
あえて挙げるなら、細野晴臣さんは僕のメンターといってもいい存在です。
博学でユーモアのセンスがあってやさしい。
けっして威張るようなこともなく、権力や自慢するようなことが嫌い。
あこがれの「大人」として指針にしています。

僕のまわりに(おそらくあなたのまわりにも)多いのですが、
歳をとるにつれて、何かに取り憑かれたかのように
社会や政治、国や世界の未来などに対して
口うるさくなってしまう人たちがいます。

相対的な視点を忘れ、正論とロジックで相手の逃げ場をなくし
絶対的な大きな権力に立ち向かっている様に見えて
自分の身近に起きている些細な日常の出来事にも気づかない。
結論づけることが力の証明とばかりに意見を曲げない。
それが「大人の証明」だというように。

もちろん僕にもささやかな政治的意見や
社会に対峙するスタンスはあります。
もし何かの場合にそういったことを言わなければいけないときは
細野さんの顔を思い浮かべます。

常にユーモアを忘れないこと。
相手を許せる立場にいること。
最後にはお互いに笑っていられること。

それで、はたしてこのテキストにユーモアはあるのか?
まったく青臭いこと言っているなあ、と笑っていただければ。

Lisette 2015 Exhibition DM
2015年06月13日

lisette-1

lisette-2

misa amano’s silver DM
2015年06月20日

amano