All Things Must Pass
2015年08月09日

昨日は念願のヴォルフガング・ティルマンス展へ行ってきました。
ティルマンス展は約11年ぶりの日本での開催(しかも大阪のみ)ということで
どうしても観たかったのです。
ちょうど大阪、神戸共に花火大会の日ということもあって
街中には浴衣姿の人たちがたくさん溢れていました。
暑い中、ひいひい言いながら美術館に到着して
息も整えずに大量の写真を一度に観たせいか
それとも彼の写真が持つリアルさ、批評性、雑多性などの毒気(のようなもの)を
浴び過ぎたせいなのか、会場の最後の方には目眩がして
一度休憩しないと鑑賞できない状態になってしまいました。
ティルマンスといえば90年代を青春時代として過ごした
僕のようなサブカルチャー好きにはまさに神のようなフォトグラファーで
影響を受けた人も数知れずいると思います。
ただこうして青春時代を過ぎて、当時を振り返るように作品を観ると
また違った意味で胸がざわつくのを覚えました。
時は過ぎる、しかし忘れられない事もあるということなんでしょうか。
久々にCONTAX T3をもって街に出かけようと思います。