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Hayakawa Pocket Mystery
2020年02月08日
去年くらいからハヤカワ・ポケットミステリ、通称ポケミスにハマっています。
ポケミスは判型が変わっているし、装丁もいいし、揃えたくなりますよね。
といっても、もっぱら図書館で借りて読む派ですけれど(苦笑)

個人的にミステリーのいいところは、
パッと読めてサッと忘れるところだと思っているんですけど
そんな中でもなかなか読ませるというか、深いストーリーのものも多くあります。
ということで、最近借りて読んでよかったものですー。

「解錠師 / スティーヴ・ハミルトン」
幼少期に事件に巻き込まれ、それ以来言葉を話すことができなくなった主人公。
それと引き換えに天才的な金庫破りの才能を開花させることになり・・という
少し変わったミステリー。主人公の孤独な心情やロマンスなどあって
映画化してもよさそうな内容でした。配役とか考えたくなりますね。
僕的には主人公はポール・ダノがぴったりな感じ。

「アイ・コレクター / セバスチャン・フィツェック」
ベルリンを震撼させる連続殺人事件。猟奇的な殺人方法はすべての事件で共通しており、
いたちごっこのように犯人と主人公のかけひきが続いていく。
時系列がエピローグからプロローグへと続くという変わった構成で話が進んでいきます。
ミスリードものが苦手な僕でも「やられたー!」と唸ってしまいました。

「ねじれた文字、ねじれた路 / トム フランクリン」
殺人事件の容疑者として周囲から白眼視され孤独に生きる自動車整備士の主人公と、
その事件を契機にして疎遠だった少年時代の親友と再開し、物語が進んでいきます。
本当の殺人事件の犯人は誰なのか、そして主人公と親友との過去に何があったのか。
暗い心の澱が少しづつ胸に溜まっていくような、重く静かなトーンでストーリーは進んていきますが、
エンディングには泣かされました。
ミステリーというよりもヒューマンドラマに近いのかもしれません。
ポール・オースター「スモーク」とか好きな人にもおすすめかも。

僕の読んでいるのはわりと最近のものばかりなので
もっと過去の名作も読んでいきたいと思っています。
完全にオヤジの趣味になってきてますね(苦笑)