I never knew who Ryuichi Sakamoto is.
2025年03月09日

今年は「見逃している古典や名作を
しっかり観る、読む、聴く」という目標を立てました。
そのひとつとして坂本龍一のことをもっと知りたいと思い、
彼が遺した作品や著作を少しずつ聞いたり読んだりしています。
彼のディスコグラフィーはサントラや共作も含めると
膨大なものになるので、ちょっと手に負えないのですが、
オリジナルアルバムは、ほぼ聴くことができました。
本当にサブスクがある世の中でよかった。
時系列でしっかり聴き込んでいくと、
ラストアルバムの「12」がとりわけ胸に沁みます。
本については、編集されたものや評論本は多いのですが
彼自身が書いた本というのは意外と少なくて、
こちらもぼちぼち借りたり買ったりして読んでいます。
僕は音楽方面の坂本龍一をメインに知っていたので、
彼の生い立ちや社会に対する立ち位置、態度などを
改めて詳しく知ることができて、とても興味深かったです。
以前の僕は坂本龍一に対して、インテリで小難しく、
近寄りがたいイメージを抱いていたのですが、
そういった面よりも物事に対してフラットで真摯な
態度を貫いた人だったんだと再認識しました。
あとユーモアとやさしさもある素敵な人だったんだなと。
彼のライブに一度も行かなかったことを、
今更ながら後悔しています。
YMOの生き残り(by 矢野顕子)の細野さんには
妖怪になるくらい元気でいて欲しいです。