Original or Copy?
2023年02月19日
先日、京都の京セラ美術館で開催された
「アンディ・ウォーホル・キョウト展」に行ってきました。
平日のお昼に行ったのですが、それでも人が多かったですね。
余談ですが、プレスの方と一緒に、名和晃平さんもいらっしゃってました。
それはさておき、今更、僕がウォーホルのことを語るのも
どうかと思うのですが、展示は思ったよりも
ボリュームが少なくて、あっという間に見終えてしまいました。
元々、嫌というほど作品集などで見てきたアーティストだし、
僕にとっては歴史の確認作業、といった意味合いも強かったからかもしれません。
正直なところ、オリジナルを見ても大きな感動はなかったです。
これは当然、アーティストの作品に力がないわけではなく、
彼の提唱したポップアートの持つ側面だと思います。
アートが大量に消費されることで生まれる事柄だと。
ある意味、彼の思惑に踊らされているわけです。
しかし、ここまで僕らの生活の中に違和感なく
入り込んでいるアートも他にはないですよね。
もはや何がオリジナルでコピーかなんて意味をなさない。
現代では彼のアート手法も新しくもなんともないですが、
やはり先駆者としての凄みはしっかりと受け取ることができました。
余談ですが、若い学芸員さんは「ウォーホル」、
年配の学芸員さんは「ウォーホール」と言っていたのが面白かったです。
そうですよねー、昔は「ウォーホール」と呼んでたんだよなー。