2019年ベストアルバム・トップ5、洋楽編です。
ビッグアーティストのアルバムリリース多かったですけれど
個人的にピンときたものは少なかったかも。順不同です。
それでは、どうぞ!
1. FREE NATIONALS / Free Nationals
アンダーソン・パークのライブバンド、1stアルバム。
客演もベニー・シングス、Syd、Daniel Caesarなどツボを抑えまくった
ソウル、R&Bの教科書的な出来栄え。
2. Brittany Howard / jaime
アラバマ・シェイクスのフロントマン、ソロ1st。
1曲目からがっつりもっていかれる圧倒的なヴォーカルとギタープレイ。
「Stay High」のようなシャッフルのブルースプレイはさすがの一言です。
多幸感あふれるMVも素晴らしいです。
3. Kindness / something like a war
問答無用のカインドネス最高傑作ですよね。
ホント客演、マッシュアップセンスが素晴らしい・・。
全体的にハウス、エレクトロ感が増していてそれもまた良し。
4. Steve lacy / appolo XXI
The Internetのギタリスト、ソロアルバム。
とても音数が少なく現代的なトラックで、
それがまた心地よいです。
5. Chromatics / closer to grey
クロマチックスは出すものすべでいいですね。
音、ジャケ、MVまでトータルプロデュースされた
アンダーグラウンドでポップな世界観が堪らないです。
どうでしょう?全体的にネオソウルをよく聴いた1年でした。
まあ流行っているものを聴いていた感じですね(苦笑)
今年もこんな調子でぼちぼち聴いていこうと思います!
1年以上ほったらかしでしたが、年も変わったし久しぶりの更新です。
前回の更新から今までの間、
ルーティン、ミニマリスト、ていねいな暮らし、ストイック、
呼び方はなんでもいいですけど
自分の性格にとてもあうかも〜と思ってシンプルな暮らし的なことを
実践していたんですが、自分自身にノルマをあたえて追い込んでしまう質なので
実際やってみると、ほとんど修行になってしまった(苦笑)
どうも息が詰まってきたというかなんというか。
なんでもやりすぎ、極端はだめですね。
いきなり何の話だよ、という感じですけど、
これからは息抜きにのんびりどうでもいいことを
ブログに書いていくよ!というステートメントです。
好きなことしか書かないぞ!
これからもゆるーくどうぞよろしくお願いします。
第一回は完全に時期外れの
「2019年のベストアルバム TOP5・日本人アーティスト編」です!
さっそくいきましょう〜。
1. ペトロールズ / GGKKNRSSSTW
これまでライブで練り上げてきた曲が勢揃いのセカンド。
僕にとってペトロールズは別格ですね。最高すぎる。
1stよりももっと音数が減ってデモトラックかよ!という域ですけど
これがやたらカッコいいんだな〜。唯一無二のバンドです。言うことなし。
2. ファイナル・スパンクハッピー / mint exoecist
ペトロールズは完全に別枠扱いのトップなんですけど、
それを抜きにしたらファイナル・スパンクハッピーはダントツで素晴らしかった。
正直これまでのアルバムはそれほど好きじゃなかったけれど、
(「菊地成孔 feat.岩澤瞳 / 普通の恋」は別格ですけど)ニューアルバムはホントに聴きまくりました。
「若造くん、POPという物が何なのか、ほんの少しだけ教えてやろう」と帯コピーにありますけど
ほんと僕はなんにもわかっていなかった(苦笑)。完全に射抜かれました。
なかでも、「けもの」のカバー曲「tO→Kio」は中毒になります。
ツアーで見たリップシンクとダンスのライブも超キュートだったです。
OD、めちゃかわいかったなー。
3. FNCY / FNCY
手練3人が集まったNew Jack Swing、90’s R&B(not ネオソウル)への愛が詰まったファースト。
G.RINAのメロウなトラック、脇を固めるZEN-LA ROCKと鎮座DOPENESSのキレキレのリリック。
鎮座DOPENESSの件は残念でしたけど、アルバムが最高なのには変わりなし。
もう何回目そのリバイバル〜!とかライブで叫んでみたい!
4. MONO NO AWARE / かけがえのないもの
家族、思春期、こども、など生活をテーマにした曲が並んだ3rdアルバム。
彼らの独自のスタンスや玉置周啓の書く歌詞の世界観がずっと好きでしたけど、
今作は完全に突き抜けたなーと思います。名曲揃い。
「言葉がなかったら」という曲の歌詞が
当時の気持ちにシンクロしすぎて困りました(いい意味で)
PVのVo.玉置周啓、最っ高にいい目をしていてかっこいいです。
まだライブを見たことがないので是非一度見てみたいと思っています。
5. Ovall / Ovall
数年前からギターを始めたんですけど、関口シンゴさんのギタープレイは
とても好きでちょこちょこコピーしています。こんなバンドがしてみたいなあ。
バンドとして再始動した挨拶代わりこのアルバムは
よりメロディが立っていて、且つニヤリとさせられるところもあって
聴けば聴くほど味が出る「スルメアルバム」だと思います。
Origami production主催のツアーも楽しみです!
どうでしたか?偏ってますね(苦笑)
懲りずに次回は洋楽編をやります!
今年はギターを真剣に再練習しようと思い
たくさんライブに行ってきました。
ということで、上半期に行ったライブをメモ。
2/1 ハンバートハンバート 梅田クアトロ
2/19 ペトロールズ 梅田クアトロ
4/22 ペトロールズ+LOSTAGE 梅田クアトロ
5/13 森道市場 / 名古屋蒲郡野外イベント
(ペトロールズ、ZAZEN BOYS、キリンジ、BEATNIKS他)
6/3 長岡亮介ソロライブ+Nabowa / 金沢21世紀美術館
6/29 レキシ 神戸国際会館
7/15 細野晴臣 大阪味園ユニバース
8/25 ハンバートハンバート 神戸チキンジョージ
ふむ。偏ってますね。
2/19に見た(というかやっとチケット取れた)
ペトロールズが素晴らしすぎて再燃しております。
あと新しいギターを買ってテンション上がっていたというのもあって
あらためて長岡亮介のかっこよさに惚れた(苦笑)
とにかくペトロールズを今年は見るぞ!という感じです。
はじめて見たLOSTAGEもかっこよかった!
轟音+ブリッジミュートしたギターにしびれました。
森道市場で見たバンドもみんなよかったなー。
吾妻光良やネバヤンも最高だった。
21世紀美術館でみたNabowaもよかった。
次はもっとしっかりとライブ会場で見たいと思ったです。
これで日本のインストバンドにしばらくハマっていました。
レキシも何回もライブ行っていますが
今回もお腹痛くなるほど笑いました。
ほんと楽しい。
細野さん、ハンバートはもうライブというより
温泉に行くような感じです。
ライブ見て「明日から頑張るぞ!」というか。
やっぱり、僕の指標みたいなところがあります。
現在位置再確認。
下半期もMEW、ペトロールズ、田島貴男+長岡亮介、細野晴臣と続きます。
お楽しみがたくさんです。
ギターも少しはうまくなったかな?
先日、大阪ナレッジキャピタルで開催された
「世界を変えたレコード展」へ行ってきました。
これはレコード好きならみんな知ってるであろう
PMC(金沢工業大学ポピュラー・ミュージック・コレクション)が主催した、
これからレコードを聴きたい人や
レコードを見たり触ったりしたことがない人へむけて、
ポピュラーミュージックの歴史を
ツアーガイド的にまとめてレコードを紹介した企画展。
展示枚数は総数5000枚、とおそらくレコード好きなら「少ないな・・」と
思う内容ですが、まあ、レコ屋にレア盤を探しに行くわけじゃないので(笑)
展示は年代毎ににレコードを紹介していくわけではなく
時代ごとの音楽的トピック(ロックの誕生、プロテストソングの台頭など)で
まとめられていました。
力の入った年表(これはすごかったです)や展示方法の面白さなど
楽しい面もたくさんだったのですが
個人的にはブラックミュージックと70年以降の重要ジャンル
(ニューウェーブ、パンク、ヒップホップ、テクノ、グランジ等々)の
レコードがほとんどなかったのがとても不満でした。
あとドーナツ(シングル)盤がほとんどなかったのもさみしかった。
ポピュラーミュージックというならドーナツ盤はちゃんとやらないと。
大抵こういった展示で「ポピュラーミュージック」がまとめられると
ソウル系はほぼ除外される気がします。それがいつも不満だな〜。
ソウルだって、れっきとした「ポピュラーミュージック」だ。
音楽って縦の歴史だけではなく、横のつながりで聴くと
とても深く理解することができます。
ロックはR&Bやソウル、ブルースの影響を受けてきたし、
ソウルの中にはゴスペルやブルースの影響がある。
ブルースとジャズは切っても切れないし、
カントリーやフォークから発展したポップスも数多くあります。
そういった面も見たかったです。
展示の最後には、レコ棚があってレコードを「さくさく」できるのですが
これは販売しているとか選んだレコードを試聴できるのではなく、
なんと「レコードを探す体験」ができるコーナーでした。
超シュールだと思いましたが、デジタル配信で音楽を聴いてきた世代には
超クールなことなんでしょうね。
写真は展示されていたザ・バンドの
サンフランシスコ ・ウインターランドでのライブポスター。
1970年代でサイケデリック全盛だったからか
フォントなどにそういった影響がありますね。
対バンは「SONS OF CHAMPLIN」と「ACE OF CUPS」。
因みにSONS OF CHAMPLINはビル・チャンプリン(元シカゴ)の在籍したバンド。
どちらもサンフランシスコを拠点としたサイケなブルース〜ファンキーなバンドです。
きっと泥臭くて熱いライブだったんでしょうね。
細野晴臣さんの新譜が発売になるということで
いままでの作品や著作をまとめて振り返っています。
僕にとって細野晴臣という人は尊敬する大人であり目標であり
あるいはメンターといっていい存在です。
昨年の港町ツアーで見たときは痩せて体調が悪そうだったので
とても心配だったのですが(自身でもそういっていた)
今回の新譜とツアーの発表は本当にうれしい。
また元気な姿を見たいです。
細野さんはハンバートハンバートの新曲(すばらしいです)でも
長岡亮介のギターとともに
素晴らしいベースプレイをしています。
ハンバートハンバートの二人も僕の憧れです。
こちらの新譜、ライブも今から楽しみです。
わけのわからない、どうしようもない時代に
気持ちの整理がつかないままに時間が過ぎていくときに
僕にとって彼らの存在は希望以外のなにものでもないです。
先日、数年前から神戸KIITOで行われているライブイベント、
「港町ポリフォニー」へ念願叶って(?)今年初めて行くことができました。
当日は生憎の雨でしたが、屋内でのライブイベントだったのと
会場はライブだけではなくフードマーケットやワークショップなど
イベントも盛りだくさんで一日中楽しく過ごすことができました。
イベント自体も自分たちでモノ作りをしていくんだというような
雰囲気があってとてもよかったです。
ライブも好きなアーティストばかりが出演していて
頭からしっぽまでおなかいっぱいでした。ほんと満足。
しかしフェス形式のライブはアーティストの底力というか
ポテンシャルが本当によくわかりますね。
特にトクマルシューゴのライブは
会場にいた人はみんなに彼にもっていかれたんじゃないかというくらい
ちょっと気合いが入っていたライブでした。
続くトリの二階堂和美もいつもの自由な感じで(笑)最高でした。
個人的には杉瀬陽子の「ルーシー」を聴けてうれしかったです。
好きなんだよなー、この曲。
7月に入って色んなところでセールが始まっていますね。
僕はいつもセールなのに、ついプロパーのものを買ってしまうタイプです。。
こういう人って結構いるような気がしますがどうでしょう?
突然ですが、6月によく聴いていたアルバムです。
1. Applescal – For
2. Breakage – When The Night Comes
3. The Central Executives – A Walk in the Dark
4. The Internet – Ego Death
5. Moritz Von Oswald Trio – Sounding Lines
6. Nocturnal Sunshine – s.t.
7. Pete Rock – Petestrumentals 2
8. SOAK – Before We Forgot How To Dream
9. Thundercat – The Beyond / Where the Giants Roam
6月は良いリリースが多かったですね。
特に5、9には痺れました。。
期待通りの4の新作、貫禄の7なども何度もリピート中。
上記は主に仕事中に聴いてました。
ちなみに全てiTunesで購入しています。
Thundercat performs “Them Changes”
先日、大阪「千日前(味園)ユニバース」で行われた、
細野晴臣さんのライブに行ってきました。
味園ユニバースの猥雑な雰囲気と、
50年〜60年代のクラシックロックを中心としたセットリストで
当時のダンスホールにでも迷い込んだかのような錯覚に陥った
最高に素晴らしいライブでした。
メンバーは全員ドレスコードを50’Sに揃えていて
中でも細野さんはズートパンツにベスト、
ボルサリーノでサングラスというギャングスタイル。
一曲目を終えてサングラスをはずし一言、
「ハロー、というか、こんにちわ(笑)」
この時点で完全にノックアウトです。
僕には特に先生とか師匠と呼べるような人はいませんが、
あえて挙げるなら、細野晴臣さんは僕のメンターといってもいい存在です。
博学でユーモアのセンスがあってやさしい。
けっして威張るようなこともなく、権力や自慢するようなことが嫌い。
あこがれの「大人」として指針にしています。
僕のまわりに(おそらくあなたのまわりにも)多いのですが、
歳をとるにつれて、何かに取り憑かれたかのように
社会や政治、国や世界の未来などに対して
口うるさくなってしまう人たちがいます。
相対的な視点を忘れ、正論とロジックで相手の逃げ場をなくし
絶対的な大きな権力に立ち向かっている様に見えて
自分の身近に起きている些細な日常の出来事にも気づかない。
結論づけることが力の証明とばかりに意見を曲げない。
それが「大人の証明」だというように。
もちろん僕にもささやかな政治的意見や
社会に対峙するスタンスはあります。
もし何かの場合にそういったことを言わなければいけないときは
細野さんの顔を思い浮かべます。
常にユーモアを忘れないこと。
相手を許せる立場にいること。
最後にはお互いに笑っていられること。
それで、はたしてこのテキストにユーモアはあるのか?
まったく青臭いこと言っているなあ、と笑っていただければ。
僕は音楽が好きで、出来るだけ当時のフォーマットで、
つまりレコードがまだ流通していた頃のものは
レコードで購入するようにしています。
逆にいえばCDが主流になった頃、90年代以降のものは
CDで構わないというスタンスで音楽を楽しんでいます。
何が何でもレコードで、というわけでもないし
かと言って全ての音楽をiPodに入れたいとも思いません。
僕にとって一番大事なのは、発売された当時の空気感を
一番感じられるものである、ということみたいです。
デザインの仕事をしていると、よくモノとして残るようにとか、
手の温もりが大事とかよく言われます。
例えるとレコードが一番心に響く音なんだ、
ということでしょうか。
もちろん、そういったものも大事ですが、
僕としては音楽と同じように、
時代の空気感を大事にしたいといつも思っています。
フォーマットや趣味嗜好はあまり関係ないです。
一言でいえば、遠くまで見渡せるような
背筋が伸びた雰囲気あるデザイン。
ちょうどこのホームページの背景写真のような。
活版印刷でもウェブでもフリーペーパーでも電子書籍でも
そういったシャンとしたものを作りたいと思って
毎日コツコツやっています。